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おはようございます
ひとり遊びであるかもしれないが・・
老人と海 1100まで終わった
Chapter11の訳・・訓読法の作製が終了した。
普通なら、「ここまで読んだ」となるわけだが
小生はもっと上を狙いたい。
作業として、あと2工程をやらなければならない。
これに 音声をつける。音読さんによる人工音声だ。
しかし、まともである。人が喋るのと同じである。
そして、やわらかな暗記 を作りながら自分も覚える。
これからその作業工程を経るつもりだ
それによって、誤植を見つけ出すことができるのである。
大袈裟な言い方になるかもしれないが・・・
我々の偉大なる祖先は、中国の文献 いわゆる漢文を読むために多大な努力をした。
そして数百年にわたる試行錯誤の末に、現代のレ点や返点のある
漢文訓読を編み出したのである。発明したのである。
誰かが苦労して一度これを作りさえすれば
他の人は、その漢文訓読がおどこされた物を見れば
中国語を知らなくても簡単に読むことが出来る。
考えてみよう。
論語みたいな文章を読むとして・・・
本来なら、中国語文法を延々とやる。
これには3-5年かかるはずだ。
そして一通りの中国語の知識は得られる。
もちろんご存知の通り、脱落する学生も大勢いる。
今も昔も・・ですよ。高校生で
英語で 分詞構文 仮定法 をきちんとマスターしている人が
どのくらいいるだろうか。
そしてそこまでマスターしても、英語の小説、例えば老人と海を読みきれる人がどのくらいいるだろうか。
英語の詩を楽しめた人はどのくらいいるだろうか。
受験英語で 英語の私はほとんど出題されないので、あまり我々は目にしたことがないだろう。
小生は、このようなことをやっているので、試みにいくつか読んでみたが、とても難しい。
理解し、味わうに至るには、なかなか大変だ。
漢文にしても、中国語文法を完全に理解して
いくつかの教科書的なものも読む。
それで、論語を読める物だろうか。
あれはあれでけっこう難しい書物である。
最高峰と言っても良い。
ところが、あれを我々は最初から読んだではないか。
それができたのは、漢文訓読があったからですよ。
漢詩もいくつか習った。
漢文の授業は退屈で、あまり受験の比重も高くない。
それほど勉強したわけではない
それでも、それなりに皆様も漢詩というものを味わったのではないかな。
それも漢文訓読のおかげなのですよ。
小生もそれなりに苦労して、老人と海 に訓読をつけながらな読んでいる。
後に続く人がこれを読めば、英語の老人と海 が、すごく容易く読めるはずだと思う。
これを辞書片手に読むとなるとえらく大変だぞ。
もちろん右手に辞書、左手に日本語に翻訳された物を持って読むことになるだろうが、大変だと思う。
「やり直しの英語」という本が多数出回っているが
私に言わせれば、この老人と海を 英文訓読を交えて読んでみる。
そして、やわらかな暗記で固める。
老人と海 をそれで、3回繰り返してみる。
それをすると 「やり直しの英語」としては十分な英語力がつくように思うが、いかがなものだろうか。
医師になって9年目に2年間アメリカに留学する機会を得たが、この時に、この老人と海を3回繰り返してやっていたら良かったな、とつくづく思う。
それが、私がこのような英文訓読の活動をする原動力なのであろう。