2021年11月18日木曜日

新々英文解釈研究 50章読了記念投稿 「お勉強としての英語はこれで十分、これで終了」

 
 新々英文解釈研究 50章読了記念投稿 
 
お勉強としての英語はこれで十分、これで終了
・・・・現代英文訓読法と柔らかな暗記 
 
 
 新々英文解釈研究 は全部で112章から成っている。
一つの章には、基本文の提示、その解説、そして、英文解釈の練習問題が5問から15問くらいある。
 私はまず、各章ごとに、基本文、解説を読み、そして、練習問題を2問ずつ解いていった。そして 本年(令和三年)の9月30日に112章まで終えたのである。
 それはすでにネット上に公開している。

 今度はさらに残った練習問題をやっている。
 そしてそれが50章まで終了した、ということである。
 
 今回はそれを記念して思っているところを記してみた。
 英語が重要である、とはもはや使い古されたフレーズではある。
 英語の勉強に励む人も多いが、実は何をして良いのか分からない・・・のではないかな。
 やってもすぐに挫折する。というか、社会人なら仕事も大変だしやることは沢山ある。
 何よりも充実感がないのではないかな。
 というか、ゴールが明瞭に設定されていない。
 マラソンだって、フルマラソン、ハーフマラソン というようにゴールが設定されているので、皆頑張れるのである。
 ところが英語はゴールが設定されていない。
 
 この度、私なりに、英語の「ゴール」というものが見えた(ような気がした)ので、それを50章読了記念として書いてみた。
 
 
教材として、 新々英文解釈研究の問題の1を挙げる。
1.   It is the laborious and painstaking men who are the rulers of the world.  There has not been a statesman of eminence but was a man of industry.
(Smiles; 7. 外語) 

訳:世界の支配者は勤勉で骨折りを惜しまない男たちである。勤勉な人以外で卓越した政治家というものは嘗(かつ)て存在したことがないのである。

1番目からなかなか骨の折れそうな文章である。
 
これに取り組むには2つのやり方がある。
その1:辞書だけを頼りにコツコツと読んでいく。
その2:訳を読んでそれに沿って英文を理解しようと努める
 
 高校生でこのくらいの文章に対して、その1 で勉強したとしたら、それはすごいことであるが、かなり骨が折れる。おそらくとても最後までは読み切れないだろう。すぐに挫折すると思う。ひょっとすると1章すら抜けないと思う。 
 しかし、これはその生徒が根気がないわけではない。
 そのようなものである。

というと、大方の生徒は その2 の学習法を取っていたと思われる。
 私もそのやり方を取った。
 しかし、これも容易い道ではない。
 なぜこのような訳になるかを考えるだけでも大変だ。
 辞書も相当に引かなければならない。
 大方は挫折する。私もその部類である。
 私は塾でこのテキストを使っていたので、一応全部やったが・・・
 部活で行けないことも多かったし、
 何よりも勉強しない事の方が多かった。
 塾で一通りやったと言っても自分なりにきちんと勉強したのは三分の1位であったと思っている。

 それを如何に効率よくやることが出来るか、と言うのが優れた勉強法というものであろう。
 それを提示したい。

 上記の文を現代英文訓読法で記してみよう。
 
  これで見ると訳が容易に理解できるであろう。
 強調構文や、butのちょっと変わった使い方を自分なりに参考書や辞書で確認しておいたら結構良い勉強になるであろう。
 関係代名詞も出てくるので、この辺がちょっと弱いな、と思う人はそこも参考書で確認すると良い勉強になる。
 しかし、ここで終わりにしてはならない。
 「復文」という学習法がある。
 
 「復文」とは、日本語をみて英語にするのである。
 つまりこれならば、
訳:世界の支配者は勤勉で骨折りを惜しまない男たちである。勤勉な人以外で卓越した政治家というものは嘗(かつ)て存在したことがないのである。
 
をみて、英作文をしてみるのである。
 
 と言っても、これもなかなか大変である。 
 事実上、英文を暗記しなければならないだろう。
 素晴らしい勉強法であるが、骨の折れる話である。 
 また、全部暗記しなくても良いのである。
 そこで出てくるのが、小生の考案の「柔らかな暗記」である。 
 
 

 これで、空欄を埋めると良いのである。
 
 やってみるとすぐに分かると思うが、これはそんなにきつい作業ではない。
 また、勉強の充実感も得られるだろう。 
 
 これを新々英文解釈研究112章 1001問 でやればどうなる。
 相当の英語力を身につけられるだろう。
 というか、学校でやる英語、お勉強としての英語はこれで十分すぎるほど十分であるように私は思う。 
 
 英会話はどうなる、という人もいるだろう。
 しかし、これをやっておけば、「受け皿」としては十分なので、英会話など「慣れ」ですぐに出来るようになると思うぞ。
 そのような力を磨くのが「勉強」としての英語ではないだろうか。
 
 そのゴールは、 新々英文解釈研究112章 1001問 を、現代英文訓読法で速やかに理解し、それを自分なりに深め、そして、締めとしては、柔らかな暗記 で確認。
 それで良い。
 たぶん世界最高峰の英語力を身につけられると思う。
 
 これが私が考えるところの「ゴール」である。
 日本人が江戸末期に西洋語、なかでも英語と接して以来、英語力の向上に一人一人が、そして国家も莫大なエネルギーを注いできた。
 しかし、未だ達成感がない。
 
 しかし、私がここで示したことで 言い換えれば
 「日本人の英語を終わらせたかな」という感触を得ている。
 
 これは私の独りよがりであろうか。 

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