Three removals are as bad as a fire.
三度の引越火事より損
日々直面する事象には英語のことわざが当てはまるものがよくある。
この世は移ろいゆく。日々流転して留まることがない。
我々はその中で流れに浮かぶ葉っぱのように揉まれながら流されていく。
我々だけではない。皆もそうだし、今まで生きてきた人たちもそうであった。
その中で、先人は人生のいろいろなパターンを研究した。
そしてそれを言葉にした。
千転万化のように変化する人生にも実はパターンがある。
このパターンが分かれば我々の人生、
少しは生きやすくなるし、上手に生きられるのではないか。 このようなパターンはいろいろなものに実は書いてある。
一つはことわざである。
あと、論語、孫子の兵法など先人の著作である。
実に古臭いものが多いが、古くさくなるほど読み継がれてきたものには、何らかの価値があるのである。
今日は英語のことわざの中からの紹介です。
拙著「英語のことわざ1000の素読」より
英語のことわざを1000覚えるとネイティブをしのぐ英語力が身につく、という快著である。
さて、このことわざ。
私には年老いた母がいるのであるが、最近、部屋で変な音がするという。業者に相談すると冷蔵庫の製氷機の音ではないか、とか、隣の部屋のマッサージ機の音ではないか、とかいろいろ言われた。
冷蔵庫をいろいろいじったが、音は一向に収まらない。
というか、2-3日に1-2回なのでどのような音かも分からないのである。
そうこうするうちに、母が引越ししたいと言い出した。
ユーアール というものが敷金も礼金もなく良いらしいという。実際に近くにあってもう現地を見てきたという。
ユーアールとは何かと思ったら、「公団住宅」のことであった。名前を変えて盛んにテレビで宣伝しているそうだ。
幸い母が携帯で音を録音して、解決に向かいそうである。
引越しは金も手間もかかる。
2-3日に一度10秒ほどなる音のために引っ越したいと言われては・・・
その音が解決すれば良いのだから。
このことわざを思い出したのである。